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欧州妖異譚の一作目、アザゼルの刻印を読みました……。
エマニアのあとがきで主人公が変わるかも~みたいな話がありましたが、
どうやらユウリちゃんが第二部も主人公ということでいい、みたい?
第一部であれだけ衝撃的なラストを迎えておきながら、100ページもしな
いうちに御帰還されて……なんつーか、嬉しいやら悔しいやら複雑です。


とりあえず、お帰りなさいませ、メネラウス!!


穢れのない月世界は肌に合ったようで、大層美しくおなりで……まずキャ
ラクター紹介ページのイラストに「ほあぁ!?」と奇声を。
方や、麗しの大女神と女官さん達に傅かれ、ハーレム状態を満喫していた
ユウリちゃん、方や、ユウリちゃんが失踪している最中、失意のどん底に在
って、従姉妹に『ゾンビ』とまで言わしめた御貴族様……この二人、経済的
な面でも精神的な面でもとてつもない格差がありますね(笑)
第二部の導入部分だったせいか、事件自体は割りとすぐに解決。
ユウリちゃん帰還後の周囲の騒ぎとか、それに関する身内の対策は大体
予想通りでした。
隆聖さんとアシュレイの抜け目なさに和む日が来るとは思いませんでした
が、特にアシュレイはこれからもがつがつ絡んでくれそうなので一安心。
そして、ユウリちゃんの帰還に大きく貢献したミリアム嬢、アシュレイに毒気
を抜かせた女傑、ナタリー嬢(この子がシモンの従姉妹です)の今後の活
躍に期待したい。というか、恋愛的な意味ではミリアム嬢ですが。
イギリスの女傑、ユマ嬢とエリザベス嬢には悪いけど、ミリアム嬢なんか一
目で運命感じちゃった上に、ユウリちゃんに抱き締められるという栄誉を手
にしましたからね……霊的な意味での素養もあるようだし、感覚がかっちり
と合ったんでしょうか。
でも、あっちでふらふらこっちでふらふら、いつだって危ういふわふわなユ
ウリちゃんには『しっかり者のお姉さん』が一番合っていると思うので、そう
いう意味だとイギリス組なんだよなぁ……うーん。
色々な意味で首を傾げたくなるスタートとなりました。



そしてそして、最後に、上記のキャラクター紹介ページに突っ込みたい。

『シモン・ド・ベルジュ……フランス貴族で事業家。ベルジュ家の跡継ぎ。高
雅な青年で、ユウリとは親友以上の仲

……はい、皆さん気付きましたか。当然ですね。
ユウリちゃんが失踪している間に、シモンの中で二人は『親友以上の仲』とい
うことになっていたようですよ。驚きですね。妄想猛々しいですね。
作中で『生涯の友』とか書かれているのはまだ納得出来ますが、英国・欧州
妖異譚を知らない人間がこの人物紹介を見たら完全に『黒』判断を下します。


御貴族様、自重!!!





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